2007年02月05日

ウィントン・ケリー『枯葉』

kelly_wyntonkelly.jpg

ウィントン・ケリーのヴィージェイ第三弾は、いつ聴いても幸せになれるスタンダード集『枯葉』です。〈降っても晴れても〉に〈飾りのついた四輪馬車〉、〈風とともに去りぬ〉、そして〈枯葉〉とくれば、ケリー・ファンならずとも手が伸びようというものです。

歌ものを得意とした1961年当時のマイルス・バンド。そのリズム・セクションが集まって(曲によって、ベースがサム・ジョーンズに代わる)、とびっきりの名曲を料理したのですから、悪かろうはずがありません。

有名曲ばかり並んでいますが、個人的に気に入っているのは、2曲目と7曲目にひっそりと配置されたバラード、〈メイク・ザ・マン・ラヴ・ミー〉と〈ラヴ・アイヴ・ファウンド・ユー〉。とくに後者は3か月前に『ブラックホーク』で弾いたばかりのこの曲を、ケリーはメロディーをいつくしむかのようにやさしく、それでいてきらびやかに演じ切ります。いやあ、驚きです。ケリーの弾く絶品バラード。ごくごく短い演奏ですが、上質なモルト・ウイスキーのような余韻を楽しみましょう。もちろん、私は飲んでます(笑)。

 

"Wynton Kelly"
(Vee Jay 3022)

Wynton Kelly (piano)
Sam Jones (bass) #1, 2, 6
Paul Chambers (bass) #3-5, 7, 8
Jimmy Cobb (drums)

Produced by Sid McCoy
Recorded at Bell Sound Studos, NYC; July 20, 21, 1961

[Tracks]
01. Come Rain Or Come Shine Harold Arlen (music) / Johnny Mercer (lyrics)
02. Make The Man Love Me Arthur Schwartz (music) / Dorothy Fields (lyrics)
03. Autumn Leaves Joseph Kosma (music) / Jacques Prevert (French lyrics), Johnny Mercer (English lyrics)
04. The Surrey With The Fringe On Top Richard Rodgers (music) / Oscar Hammerstein II (lyrics)
05. Joe's Avenue Wynton Kelly (music)
06. Sassy Wynton Kelly (music)
07. Love I've Found You Danny Small (music) / Reverend C.L. Moore (lyrics)
08. Gone With The Wind Allie Wrubel (music) / Herbert Magidson (lyrics)

[Links: Wynton Kelly]
Wynton Kelly: a discography with cover photos (by Atsushi acchan Ueda)
Wynton Kelly Discography Project (@ Jazz Discography Project)
[Links: Jimmy Cobb]
Jimmy Cobb (Official Website)

最後にポチッとよろしく。 人気ブログランキング
posted by ユキヒロ at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | Vee Jay | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月02日

ウィントン・ケリー『ケリー・アット・ミッドナイト』

kelly_kellyatmidnite.jpg

陽気でスウィンギーな演奏で愛されるピアニスト、ウィントン・ケリーは、いってみれば「真昼の人」です。さんさんと降り注ぐ陽の光を思わせる快活さは、黄昏時の哀愁や真夜中にひとり噛みしめる孤独感とは別世界。

ところが、ケリーがヴィージェイに残した2作目のタイトルは、『ケリー・アット・ミッドナイト』。おいおい、そりゃないでしょう! ケリーは真夜中に聴くにはうるさすぎます。まどろむどころか、眠気も吹き飛ぶケリー節。おそらく収録が深夜におよんだことから名づけられたのでしょうが、それにしてもねえ、イメージが違うんだよなあ。

そう思って、CDを流しっぱなしにしていると、聴こえてくるのが、2曲目〈ウィアード・ララバイ〉。日本語に直すと〈世にも奇妙な子守唄〉とでもいうのでしょうか、このしっとりとした情感はまさに真夜中にうってつけ。なんだ、ケリーもやればできるじゃん! そうそう、これなんだよねえ、と意識がだんだん遠くなり、これでようやく眠りにつけるかと思いきや、次の〈オン・ステージ〉で、叩き起こされます(笑)。

冗談はさておき、『ケリー・アット・ミッドナイト』は玄人好みの傑作です。〈朝日のようにさわやかに〉(『ケリー・ブルー』に収録)とか、〈枯葉〉や〈降っても晴れても〉(『枯葉』に収録)といった、有名スタンダードが入っていない分、親しみやすさに欠けますが、ケリーのオリジナル〈テンペランス〉が流れてきたときのウキウキするような高揚感は、なかなか味わえるものじゃありません。

同じくケリー作〈ポット・ラック〉も楽しい。〈ありあわせの料理〉とか〈料理持ち寄りのパーティ〉といった意味なので、おそらくその場で即興でつくられたのではないかと推測しますが、トリオの生み出す陽気な音楽に、安心して身をまかせることができます。

ちなみに、有名な〈テンペランス〉。調べてみたら〈禁酒〉という意味だったんですね。このとき、ケリーは禁酒でもしてたのでしょうか?

 

Wynton Kelly "Kelly At Midnight"
(Vee Jay 3011)

Wynton Kelly (piano)
Paul Chambers (bass)
Philly Joe Jones (drums)

Produced by Sid McCoy
Recorded in NYC; April 17, 1960

[Tracks]
01. Temperance Wynton Kelly (music)
02. Weird Lullaby Babs Gonzales (music)
03. On Stage Rudy Stevenson (music)
04. Skatin' Rudy Stevenson (music)
05. Pot Luck Wynton Kelly (music)

[Links: Wynton Kelly]
Wynton Kelly: a discography with cover photos (by Atsushi acchan Ueda)
Wynton Kelly Discography Project (@ Jazz Discography Project)

最後にポチッとよろしく。 人気ブログランキング
posted by ユキヒロ at 09:51| Comment(0) | TrackBack(0) | Vee Jay | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月01日

『イントロデューシング・ウェイン・ショーター』

shorter_introducing.jpg

昨年出版された『フットプリンツ:評伝ウェイン・ショーター』には、ウェインがジャズ・メッセンジャーズに誘われた経緯が載っています。舞台は、1959年7月24日のトロント・ジャズ・フェスティヴァル。メイナード・ファーガソン・ビッグ・バンドの一員だったショーターのプレイを気に入ったモーガンがブレイキーに推薦、その場で即採用となったそうです。

会場は競技場で、ステージはトラックの中央に建てられていた。そこを横切って、リーがこっちに向かってさささっと走ってきたんだ。日が暮れ始めていたから、他には誰も気づいていなかった――まるで、闇に紛れて行動するスパイみたいだったよ。突然僕の目の前に現れて、「メッセンジャーズに入りたいか?」と訊いてきたんだ。(潮出版社、新井崇嗣訳)

どうしても入りたい。でも、ショーターは、わずか4週間前にメイナード・ファーガソンのオーディションに受かったばかり。このままでは不義理を働くことになってしまいます。そこで登場するのが、御大ブレイキー。彼はファーガソンをこう諭します。「ウェインがビッグ・バンド・プレイヤーじゃないことぐらい分かるだろ?」

現代のテナー・タイタン、ウェイン・ショーターの初リーダー作、『イントロデューシング・ウェイン・ショーター』は、前回アップした『ケリー・グレイト』の3か月後、ほぼ同じメンバーを集めて収録されました(発売も同じヴィージェイから)。

ドラマーがフィリー・ジョーからジミー・コブに変わって、名実ともに「ジャズ・メッセンジャーズ+マイルス・バンド」の混成チームになったわけですが、変わったのはそれだけじゃありません。有名曲〈マック・ザ・ナイフ〉を除いて、全曲ウェインのオリジナル。コンポーザーとしての評価も高いウェインですが、その個性は、デビュー当時から発揮されていました。

たとえば、〈ブルース・ア・ラ・カルト〉。ウネウネ、グネグネととぐろを巻くテーマがなんとも印象的です。続くウェインのソロが、これまた輪をかけて変テコです(笑)。予測がつかないフレージング、予定調和を許さない姿勢、これこそウェインのウェインたるゆえんだと思うのですが、それにしても、ねえ。モンクとショーター、この2人の頭のなかはよくわかりません(笑)。

あるいは、〈パグ・ノーズ〉。獅子鼻、つまり低くて小鼻の大きく広がった鼻ですね。なんでこういうタイトルをつけたのかは不明ですが、この摩訶不思議なメロディーラインは、ウェインしか書けません。ゾクッとするような色気がありながら、内省的な雰囲気も感じさせる。いやあ、すごいね。

ハイライトは、全員が熱くたぎる〈ブラック・ダイヤモンド〉。リズム・セクションがタイトになっているほかは、まんまメッセンジャーズ・サウンドですが、好きだなあ。

録音が行われたのは、1959年の11月9日と10日の2日間。とくに2日目の10日は大忙しで、リーとウェインはこのセッションを終えてすぐに、ニュージャージーのヴァン・ゲルダー・スタジオへ直行します。ウェインにとっての JM 初録音『アフリケイン』は、同じ日の夜に収録されています(ただし、しばらくお蔵入りしていた)。

 

"Introducing Wayne Shorter"
(Vee Jay 3006)

Lee Morgan (trumpet)
Wayne Shorter (tenor sax)
Wynton Kelly (piano)
Paul Chambers (bass)
Jimmy Cobb (drums)

Produced by Sid McCoy
Recorded at Fine Sounds, NYC; November 9 (#1-2), 10 (#3-6), 1959

[Tracks]
01. Blues A La Carte Wayne Shorter (music)
02. Harry's Last Stand Wayne Shorter (music)
03. Down In The Depths Wayne Shorter (music)
04. Pug Nose Wayne Shorter (music)
05. Black Diamond Wayne Shorter (music)
06. Mack The Knife Kurt Weill (music) / Bertolt Brecht (German lyrics), Marc Blitzstein (English lyrics)

[Links: Lee Morgan]
The Lee Morgan Discography (by Masaya MATSUMURA)
Lee Morgan Discography Project (@ Jazz Discography Project)
[Links: Wayne Shorter]
ウェイン・ショーターの部屋 (by Y. Yamada)
Dr. Morf's Wayne Shorter Page
The Complete Wayne Shorter
Wayne Shorter Discography Project (@ Jazz Discography Project)
[Links: Wynton Kelly]
Wynton Kelly: a discography with cover photos (by Atsushi acchan Ueda)
Wynton Kelly Discography Project (@ Jazz Discography Project)
[Links: Jimmy Cobb]
Jimmy Cobb (Official Website)

最後にポチッとよろしく。 人気ブログランキング
posted by ユキヒロ at 15:27| Comment(0) | TrackBack(0) | Vee Jay | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ウィントン・ケリー『ケリー・グレイト』

kelly_kellygreat.jpg

1959年にはじまるウィントン・ケリーの快進撃は、舞台をシカゴのヴィージェイ・レーベルに移してからも続きます(ヴィージェイのアルバム・リストはこちら)。

第一弾は、59年8月録音の『ケリー・グレイト』。ブレイキーのジャズ・メッセンジャーズのフロント陣に、マイルスのリズム・セクション(フィリー・ジョーのみ旧メンバー)を組み合わせた、2管クインテットによる吹き込みです。

このアルバムは、現役最高のテナー奏者、ウェイン・ショーターの初録音作品としても知られています。そのショーターが、ブレイキーに引き抜かれる前のリーダー、メイナード・ファーガソンに捧げたオリジナル〈ママ・G〉。フィリー・ジョーが煽りまくるこの曲で、メンバー全員が弾けます。モーガンの輝かんばかりのトランペット・サウンド、聴けばすぐにそれとわかるショーターの風変わりなテナー、チェンバース得意の弓弾きも炸裂します。ただ、ちょっと気になるのは、主役のケリーです。ソロの途中、いくつか「ためらい」が感じられるのです。

ケリーのピアノを楽しむなら、自作曲〈リンクルズ〉に軍配が上がります。このルーズな感じ、いいねえ。いつものハッピー・サウンドに粘っこさが加わって、実に気持ちがいい。リラックスして楽しめます。モーガンのミュートにも思わずニヤリ。

 

Wynton Kelly "Kelly Great"
(Vee Jay 1016/3004)

Lee Morgan (trumpet)
Wayne Shorter (tenor sax)
Wynton Kelly (piano)
Paul Chambers (bass)
Philly Joe Jones (drums)

Recorded in NYC; August 12, 1959

[Tracks]
01. Wrinkles Wynton Kelly (music)
02. Mama "G" Wayne Shorter (music)
03. June Night Abel Baer (music) / Cliff Friend (lyrics)
04. What Know Lee Morgan (music)
05. Sydney Wayne Shorter (music)

[Links: Lee Morgan]
The Lee Morgan Discography (by Masaya MATSUMURA)
Lee Morgan Discography Project (@ Jazz Discography Project)
[Links: Wayne Shorter]
ウェイン・ショーターの部屋 (by Y. Yamada)
Dr. Morf's Wayne Shorter Page
The Complete Wayne Shorter
Wayne Shorter Discography Project (@ Jazz Discography Project)
[Links: Wynton Kelly]
Wynton Kelly: a discography with cover photos (by Atsushi acchan Ueda)
Wynton Kelly Discography Project (@ Jazz Discography Project)

最後にポチッとよろしく。 人気ブログランキング
posted by ユキヒロ at 12:40| Comment(0) | TrackBack(0) | Vee Jay | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月22日

ポール・チェンバース『ゴー』

chambers_go.jpg 

マイルス抜きの裏マイルス・バンドの第2弾は、ポール・チェンバースのヴィージェイ盤『ゴー』です。前回アップした『キャノンボール・アダレイ・クインテット・イン・シカゴ』と同じ日(とその前日)に収録されたこのアルバムは、いってみれば双子のような関係で、片方を聴いたらもう片方も聴かずにはいられません(よね?)。

参加メンバーは『イン・シカゴ』からトレーンが抜け、売り出し中の若手トランぺッター、フレディ・ハバードが加わっています(1曲のみ、ドラマーがかつてのマイルス・バンドのメンバー、フィリー・ジョーと明記されていますが、真偽のほどはわかりません)。

リーダーのチェンバースには悪いけれど、このアルバムは、キャノンボールを聴くためにあります。1曲目の〈オーフル・ミーン〉からご機嫌なソロが炸裂、彼の好調ぶりが伝わってきます。艶のある音色、伸びやかでおおらかな響き、ファンキーなノリ。いやあ、キャノンボールってホントにうまい。

2曲目〈ジャスト・フレンズ〉からフレディのペットが加わります。ソロの先発はフレディ、ケリーと続いて、キャノンボールが登場、ここにきて、バンドは一気に沸点に達します。あ〜気持ちいい〜!

4曲目〈ゼア・イズ・ノー・グレーター・ラヴ〉でふたたびフレディが消え、キャノンボールのワン・ホーン・カルテットが楽しめます。縦横無尽に駆けめぐる珠玉のアルト・サックスを聴いてください。

トリを飾るのは、かなりの急速調で演奏される〈アイ・ガット・リズム〉。このスピードでも、つんのめる感じはまったくなくて、余裕すら感じさせるキャノンボールって、いったい??? フレディ、ケリーのソロも聴かせます。地味目なジミー・コブも、切れ味鋭いドラミングで表舞台に参上、バンドは2度目の沸点を迎えます。いいねえ〜。

 

Paul Chambers "Go"
(Vee Jay 1014)

Freddie Hubbard (trumpet) #2, 3, 5, 6
Cannonball Adderley (alto sax)
Wynton Kelly (piano)
Paul Chambers (bass)
Philly Joe Jones (drums) #1
Jimmy Cobb (drums) #2-6

Produced by Sid McCoy
Recorded in Chicago; February 2 (#2, 5, 6), 3 (#1, 3, 4), 1959

[Tracks]
01. Awful Mean Paul Chambers (music)
02. Just Friends John Klenner (music) / Sam M. Lewis (lyrics)
03. Julie Ann Paul Chambers (music)
04. There Is No Greater Love Isham Jones (music) / Marty Symes (lyrics)
05. Ease It Paul Chambers (music)
06. I Got Rhythm George Gershwin (music) / Ira Gershwin (lyrics)

[Links: Freddie Hubbard]
Hub Tunes: Freddie Hubbard Discography
Hub's disc: Freddie Hubbard Discography
[Links: Cannonball Adderley]
The Cannonball Adderley Rendez-Vous (by Gilles Miton)
Cannonball Adderley Discography Project (@ Jazz Discography Project)
[Links: Wynton Kelly]
Wynton Kelly: a discography with cover photos (by Atsushi acchan Ueda)
Wynton Kelly Discography Project (@ Jazz Discography Project)
[Links: Jimmy Cobb]
Jimmy Cobb

最後にポチッとよろしく。 人気ブログランキング
posted by ユキヒロ at 17:25| Comment(0) | TrackBack(0) | Vee Jay | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月13日

『ヒアズ・リー・モーガン』

heresleemorgan.jpg

ずいぶん時間がかかりましたが、ライブドアからの引っ越し作業がやっと完了しました。過去記事については、サイドバーの記事検索を使ってみてくださいな。旧ブログは予告なしに閉鎖するかもしれないので、ブックマークやリンクは 、http://bop.seesaa.net/ にお願いします。

メイナード・ファーガソンのビッグバンドにいた売り出し中の新人テナー奏者ウェイン・ショーターをジャズ・メッセンジャーズ(JM)に誘ったのは、リー・モーガンでした。1959年8月、2人はまずウィントン・ケリーの『ケリー・グレイト』で共演し(このアルバムはショーター初録音にあたります)、続いて同年11月、『イントロデューシング・ウェイン・ショーター』でも共演して(ショーター初リーダー作)、急接近していきます。

上記2作と同じ、シカゴのヴィー・ジェイに残された(アルバム・リストはこちら)『ヒアズ・リー・モーガン』にはショーターは参加していませんが、ショーターのオリジナルが入っていて、2人の蜜月ぶりをうかがわせます。

それにしても、このジャケット、どうですか。細身のスーツでバシッと決めたリー・モーガン。少年のあどけなさを残しながらも、精一杯背伸びをして、クールに決めた彼の立ち姿。こりゃ、女性がほっとかないわけだ(笑)。リー・モーガンの「とっぽい」イメージの大半は、このジャケによるのではないかと思わせる出来映えです。ホンマ。めちゃめちゃカッコいい!

そして、演奏の白眉はシナトラ作の〈アイム・ア・フール・トゥ・ウォント・ユー〉。ビリー・ホリデイの絶唱でも知られるこの曲を、リー・モーガンはミュート・トランペットで情感たっぷりに歌います。一歩間違えるとムード歌謡に陥ってしまうそうなギリギリのラインで吹ききるモーガンのすばらしさ。ため息が出ます。こうやって女性を口説いていたんでしょうね、きっと。ウィントン・ケリーの手数が多いのが少し気になりますが、それを補ってあまりあるモーガンの吹きっぷりです。



"Here's Lee Morgan"
(Vee Jay VJ 3007)

Lee Morgan (trumpet)
Clifford Jordan (tenor sax)
Wynton Kelly (piano)
Paul Chambers (bass)
Art Blakey (drums)

Reocorded at Bell Sound Studios, NYC; February 3, 8, 1960

[Tracks] 
01. Terrible "T" (music: Lee Morgan)
02. Mogie (music: Lee Morgan)
03. I'm A Fool To Want You (music+words: Frank Sinatra, Joel Herron, Jack Wolf)
04. Running Brook (music: Wayne Shorter)
05. Off Spring (music: Milt Jackson)
06. Bess (music: Lee Morgan)

[Links: Lee Morgan]
The Lee Morgan Discography (by Masaya MATSUMURA)
Lee Morgan Discography Project (@ Jazz Discography Project)
[Links: Clifford Jordan]
Cliff Jordan (@ Nelson's Navigator for Modern Jazz)
[Links: Wynton Kelly]
Wynton Kelly: a discography with cover photos (by Atsushi acchan Ueda)
Wynton Kelly Discography Project (@ Jazz Discography Project)
[Links: Art Blakey]
The Official Art Blakey Website
Art Blakey School of Hardbop
Art Blakey Discography Project (@ Jazz Discography Project)

最後にポチッとよろしく。 人気ブログランキング
posted by ユキヒロ at 10:44| Comment(1) | TrackBack(0) | Vee Jay | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。