2005年02月23日

ソニー・クリス『サタデイ・モーニング』

saturdaymorning.jpg バリー・ハリス, Lenny McBrowne, Leroy Vinnegar & Sonny Criss - Saturday Morning

1960年代後半、ソニー・クリスは、プレスティッジ・レーベルに7枚のアルバムを残します(アルバムリストはこちら)。そのときのプロデューサーがドン・シュリッテンで、彼は1975年に自らの手でザナドゥ・レーベルを興します(アルバムリストはこちら)。

ドン・シュリッテンはよほどクリスがお気に入りだったのでしょう、自らのレーベルをスタートするにあたって彼を呼び寄せ、レコーディングしました。それがこの『サタデイ・モーニング』です(前作『クリスクラフト』の5日後の録音)。

このアルバムの聞きものは、なんといっても〈ティン・ティン・ディオ〉。ちょっとエキゾチックな香りがするのは、アフロ・キューバン・ジャズのパイオニア、ディジー・ガレスピーがらみの曲だからです。ガレスピー楽団のパーカッション奏者チャノ・ポゾに同楽団のアレンジャー、ギル・フラーが協力して作曲しました。渋みをましたソニー・クリスが織りなすラテンの哀愁がたまりません!

冒頭を飾る歌う作曲家、マット・デニスの〈エンジェル・アイズ〉もいいですねえ。かすれ気味のクリスのアルトが徐々に伸びやかに歌っていくさまは、まさに演歌の「クリス節」(笑)。

こういう何気ない作品をひそかに楽しむのが大人のジャズファンなんだと思います。かくいう私も(大人かどうかは別として)大好きです。おすすめ。



Sonny Criss "Saturday Morning"
(Xanadu 105)

Sonny Criss (alto sax)
Barry Harris (piano)
Leroy Vinnegar (bass)
Lenny McBrowne (drums)

Produced by Don Schlitten
Recorded by Peter Granet
Recorded in LA; Mar 1, 1975

[Tracks] バリー・ハリス, Lenny McBrowne, Leroy Vinnegar & Sonny Criss - Saturday Morning
01. Angel Eyes (music: Matt Dennis / words: Earl Brent)
02. Tin Tin Deo (music: Chano Pozo, Gil Fuller)
03. Jeannie's Knees (music: Sonny Criss)
04. Saturday Morning (music: Sonny Criss)
05. My Heart Stood Still (music: Richard Rodgers / words: Lorenz Hart)
06. Until The Real Thing Comes Along (music: Saul Chaplin, Alberta Nichols / words: Sammy Cahn, Mann Holiner, L. E. Freeman)

[Links: Sonny Criss]
Sonny Criss: a discography with cover photos (by Atsushi acchan Ueda)
Sonny Criss Discography Project (@ Jazz Discography Project)
[Links: Barry Harris]
Barry Harris (Official Website)

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posted by ユキヒロ at 09:56| Comment(1) | TrackBack(0) | Xanadu | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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