2007年06月22日

ハービー・ハンコック『ザ・ニュー・スタンダード』

thenewstandard.jpg Herbie Hancock - The New Standard

Mac ユーザーのみなさん、半角チルダ[〜]の文字化けで悩んでませんか?(たぶん、この[〜]も表示されるときは全角になっているんじゃないかな)昨日、その解決法がわかりました。チルダのところに「%7E」と入れておけば、リンク切れにならずに済みます(これって、もしかして常識なのかな?)。下の「Jack DeJohnette Home Page」をクリックしてみてください。たぶん表示されるはずです(Windows ユーザーのみなさん、不具合があるようでしたら教えてください)。

私の Mac(OS X 10.4.10, Safari の環境)では、Wikipedia 日本語版のように、URL のなかに日本語が混じっている場合もリンク切れを起こしていましたが、この解決法もわかりました。WEBプログラミング NOW! さんのこちらの記事をごらんください。いやあ、すばらしい。感謝感謝です。

さて、ハービー・ハンコック特集の続きです。1996年リリースの『ザ・ニュー・スタンダード』は、90年代オールスターズとでもいうべき面々を集めた豪華な作品で、ストレートアヘッドなジャズ作品としても、近年まれに見る出来となっています。

ここにはロンもトニーもウェインもいません。V.S.O.P. はアコースティック・ジャズの復権に多大な影響を与えたビッグ・プロジェクトでしたが、演っている音楽は60年代の焼き直しにすぎなかった。過去の再発見にはつながっても、未来を感じさせてくれる要素はなかった。ジャズを進化と同義語ととらえてきた昔からのファンには、そこが物足りなくもあったわけですが、あれから20年が経ち、アコースティック・ジャズがふたたび全盛期を迎えるなかで、ハービーは今一度、新しいメンバーと新たな地平を目指しはじめた。それが『ザ・ニュー・スタンダード』の「ニュー」に込められた意味なんじゃないかと思います。

もちろん、この「ニュー」は「スタンダード」にもかかっていて、自分たちの時代にふさわしい「新しいスタンダード」を提示するというのが最大の眼目なのですが、このアルバムから感じられる同時代感(しっくり感といってもいい)は、取り上げられた楽曲によるものだけではないようです。誰もが知っている有名な曲であっても、テーマ・メロディーに頼った演奏がほとんどないことが、その証拠です。曲はあくまで素材であって、どこまでも熱いアドリブを聴くことが、この作品の最大の楽しみです。

ハンコック弾きまくり、マイケル吹きまくり、ジャック煽りまくり。ジョンスコもデイヴ・ホランドもドン・アライアンスも、水を得た魚のように暴れまくります。これで熱くならなきゃウソでしょ。実際、めちゃめちゃカッコいいっす。おすすめ。

 

Herbie Hancock "The New Standard"
(Verve 529584)

Michael Brecker (soprano and tenor sax)
Herbie Hancock (piano)
John Scofield (guitar)
Dave Holland (bass)
Jack DeJohnette (drums)
Don Alias (percussion)

#2, 3, 6 (Woodwinds & Brass)
Lester Lovitt, Oscar Brashear (trumpet, flugelhorn)
Maurice Spears (bass trombone)
Sam Riney, William E. Green (flute, alto flute)
Gary Herbig (bass clarinet, flute)
Gene Cipriano (oboe, English horn)
Suzette Moriarty (French horn)

#2, 3, 4, 8 (Strings)
Lili R. Haydn, Margaret R. Wootn, Richard S. Greene (violin)
Cameron L. Stone (cello)

Produced by Herbie Hancock and Guy Eckstine
Arranged by Bob Belden, Herbie Hancock
Recorded by John Pace
Recorded at Manhattan Center Studios, NYC
Strings, horns, and woodwinds recorded by Joel Moss
Strings, horns, and woodwinds recorded at Signet Sound, West Hollywood, CA

[Tracks] Herbie Hancock - The New Standard
01. New York Minute Don Henley, Danny Kortchmar, Jai Winding (music)
02. Mercy Street Peter Gabriel (music and lyrics)
03. Norwegian Wood (This Bird Has Flown) John Lennon, Paul McCartney (music and lyrics)
04. When Can I See You Kenny "Babyface" Edmonds (music and lyrics)
05. You've Got It Bad Girl Stevie Wonder, Yvonne Wright (music and lyrics)
06. Love Is Stronger Than Pride Sade Adu, Andrew Halem, Stuart Matthewman (music and lyrics)
07. Scarborough Fair Paul Simon, Art Garfunkel (music and lyrics)
08. Thieves In The Temple Prince (music and lyrics)
09. All Apologies Kurt Cobain (music and lyrics)
10. Manhattan (Island Of Lights And Love) Herbie Hancock, Jean Hancock (music)

[Links: Michael Brecker]
Michael Brecker (Official Website)
Michael Brecker Fan Site (by Inaba Takeshi)
Michael Brecker Live Recordings (by Louis Gerrits)
iBrecker.com
>> Wikipedia 日本語 / Wikipedia English / allmusic
[Links: Herbie Hancock]
Herbie Hancock (Official Website)
Herbie Hancock Discography (by Christian Genzel)
>> Wikipedia 日本語 / Wikipedia English / allmusic
[Links: John Scofield]
John Scofield (Official Website)
The John Scofield Homepage (by Samo Salamon)
>> Wikipedia 日本語 / Wikipedia English / allmusic
[Links: Dave Holland]
Dave Holland (Official Website)
Dave Holland (@ ジャズCDの個人ページ by K. Kudo)
>> Wikipedia 日本語 / Wikipedia English / allmusic
[Links: Jack DeJohnette]
Jack DeJohnette (Official Website)
Jack DeJohnette Home Page (by Piotr Marek, Jr.)
Jack DeJohnette Discography (by ANTAIOS)
Jack DeJohnette Complete Discography を目指すページ (by 東北大学モダンジャズ研究会)
>> Wikipedia 日本語 / Wikipedia English / allmusic
[Links: Don Alias]
Don Alias (Official Website)
>> Wikipedia 日本語 / Wikipedia English / allmusic

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2007年01月18日

マイケル・ブレッカー『ニアネス・オブ・ユー:ザ・バラード・ブック』

brecker_nearnessofyou.jpg Michael Brecker - Nearness of You - The Ballad Book

訃報です。2007年1月13日、マイケル・ブレッカーが亡くなりました。2年半にわたって白血病(MDS:骨髄異形成症候群)と闘かってきましたが、ついに力尽きました。享年57歳。

1949年3月29日、ペンシルヴァニア州フィラデルフィア生まれ。毎晩食後にはファミリーバンドで演奏するという音楽一家で、父親がピアノ、姉がベース、兄ランディがヴァイブとペット、弟マイケルはドラムスとサックスを担当していたそうです。

1970年にニューヨークに進出したマイケルは、兄ランディとともにドリームスやホワイト・エレファントなど、ロックとジャズの融合(のちのフュージョンの先駆けですね)を目指したバンドに参加、オノ・ヨーコ率いるプラスティック・オノ・バンドで初来日も果たしています。

1975年、兄ランディとブレッカー・ブラザーズを結成。コルトレーンのテクを完全に消化、そこから毒を抜き取り、圧倒的なスピード感を加えて模倣者続出の超絶技巧テナー奏者として名を馳せます(この時期の代表作はライヴ盤『ヘヴィー・メタル・ビバップ』でしょうか)。

1980年にはパット・メセニーの『80/81』に参加。フュージョン界のスターがゴリゴリのアコースティック・ジャズ(といっても、メセニー流のオーネット・コールマン賛歌ですが)を演奏したといって話題になります。チャーリー・ヘイデン、ジャック・デジョネットという、後々まで続くメンバーとの初顔合わせとしても興味深い。

同じ年、日本コロムビア傘下のベターデイズ・レーベルの仕掛けでステップス(のちにステップス・アヘッドに改称)を結成、六本木ピットインでのライヴ盤『スモーキン・イン・ザ・ピット』は、4ビート・ジャズの新時代の幕開けを感じさせるアルバムです。

初の単独リーダー作は、1987年発表の『マイケル・ブレッカー』。EWI(イーウィーと読む。ウインドシンセサイザー)を巧みに操り、表現に奥行きを感じさせることに成功しています。前出『80/81』のメンバー(メセニー、ヘイデン、デジョネット)に、キーボードのケニー・カークランドが加わっています。

今回、追悼盤として取り上げる『ニアネス・オブ・ユー:ザ・バラード・ブック』は、マイケル初のバラード・アルバムとして話題になりました。単独リーダー作としては7作目、2001年にリリースされています。メセニー、ヘイデン、デジョネットという昔ながらのメンバーに加えて、ハービー・ハンコック(『ニュー・スタンダード』で共演)を迎え、マイケルが節目節目で共演してきた友人たちで脇を固めた意欲作です。

ハンコックが音楽監督をつとめた映画『ラウンド・ミッドナイト』のために書き下ろした〈チャンズ・ソング〉、ミルトン・ナシメントも歌った〈ナセント〉、ジョー・ザヴィヌルの〈ミッドナイト・ムード〉など、ロマンティックな美曲が並びますが、聴きものはやはりジェイムズ・テイラーの歌をフィーチャーした〈ドント・レット・ミー・ビー・ロンリー・トゥナイト(寂しい夜)〉。1972年のアルバム『ワン・マン・ドッグ』に収録された大ヒット曲ですが、この曲でサックスを吹いていたのはマイケル本人だったということで、実に20数年ぶりの再演ということになります。

ジェイムズ・テイラーの歌声はけっしてジャズ向きではありませんが、どこかノスタルジーを感じさせるこの歌が、希代のサックス奏者マイケル・ブレッカーを送り出すのにふさわしい気が、今はしています。合掌。

 

Michael Brecker "Nearness Of You: The Ballad Book"
(Verve 549705)

Michael Brecker (tenor sax)
Herbie Hancock (piano)
Pat Metheny (guitar)
Charlie Haden (bass)
Jack DeJohnette (drums)
James Taylor (vocal) #2, 5

Produced by Pat Metheny
Co-Produced by Steve Rodly
Music Preparation: Gil Goldstein
Recorded and Mixed by James Farber
Recorded at Right Track Recording, NYC; December 18-20, 2000

[Tracks] Michael Brecker - Nearness of You - The Ballad Book
01. Chan's Song Herbie Hancock (music)
02. Don't Let Me Be Lonely Tonight James Taylor (music and lyrics)
03. Nascente Flavio Venturini, Murilo Antunes (music and lyrics)
04. Midnight Mood Joe Zawinul (music)
05. The Nearness Of You Hoagy Carmichael (music) / Ned Washington (lyrics)
06. Incandescence Michael Brecker (music)
07. Sometimes I See Pat Metheny (music)
08. My Ship Kurt Weill (music) / Ira Gershwin (lyrics)
09. Always Irving Berlin (music and lyrics)
10. Seven Days Pat Metheny (music)
11. I Can See Your Dreams Michael Brecker (music)

[Links: Michael Brecker]
Michael Brecker (Official Website)
Michael Brecker Fan Site
Michael Brecker Live Recordings
iBrecker.com
[Links: Herbie Hancock]
The Official Website of Herbie Hancock
Herbie Hancock Discography (by Christian Genzel)
[Links: Pat Metheny]
Pat Metheny (Official Website)
Pat Metheny Group Mania Web (Unofficial Fan Site)
PATWEEK (Unoffcial Fan Site)
Pat Metheny Discography Project (@ Jazz Discography Project)
[Links: Charlie Haden]
Charlie Haden (Official Website)
Charlie Haden (@ ジャズCDの個人ページ by Kazuyuki Kudo)
[Links: Jack DeJohnette]
Jack DeJohnette‘s Official Website
Jack DeJohnette Homepage (by Piotr Marek, Jr.)
Jack DeJohnette Discography (by ANTAIOS)
Jack DeJohnette Complete Discography を目指すページ (by 東北大学モダンジャズ研究会)
[Links: James Taylor]
James Taylor (Official Website)
James Taylor Online (Unofficial Fan Site)

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2006年06月12日

マリア・ジョアン『Cor』

cor.jpg Maria Jo!)o & M!)rio Laginha - Cor

ここも二強でかたいといわれるD組。メキシコ対イランは、3−1でメキシコ、ポルトガル対アンゴラは、1−0でポルトガルの勝利。う〜ん、やっぱり波乱は起きませんね。4年後のアジア出場枠(今大会は 4.5 枠でした)を考えると、イランにはがんばってもらわないと困るんです。前回のサウジアラビアのような大敗が続くと、枠を削られてしまうかもしれません。次回からオーストラリアがアジア予選に参加するので、ただでさえ厳しくなるわけです。だから、イランがんばれ!

ポルトガルのジャズシーンがどうなっているか、残念ながら、私はほとんど知りません。でも、一人だけ、とびっきりの歌手を知っています。マリア・ジョアン。七色の歌声をもつといわれる現代最高のヴォーカリスト。1956年、ポルトガルの首都リスボンの生まれです。

ヴォイス・パーカッションからスキャット、裏声、なんでもこなします。目の回りそうな早口です。純粋に「声を鳴らす」ということに関しては、マリアの右に出る人はいないのではないでしょうか。

そして、ピアニスト、マリオ・ラジーニャのエキゾチックな曲の数々。この二人は、コンビを組んで何枚ものアルバムを出していますが、どれもすばらしい出来です。

この『Cor』はヴァスコ・ダ・ガマのインド航路発見500周年を記念してつくられたアルバムだそうで、実際にインドとモザンビーク(マリアのルーツでもあるそうです)を旅して集めた素材をもとに、制作されたコンセプト・アルバムです。タイトルの『Cor』はポルトガル語で「Color」。七色に輝くマリアのヴォイス、色彩感あふれるマリオ・ラジーニャの作曲にふさわしいタイトルですね。

アルバムは都会の喧噪からはじまります。道を行き交う車がクラクションを鳴らします。そこにかぶさるように登場する、マリアの高音ながら、しっとりとやさしい声。「ハア〜ア〜ン〜」「ハア〜ン〜ン〜」といっているだけなのですが、このどこかなつかしい雰囲気をどう表現したらいいのでしょう?

2曲目は一転して、マリアのヴォイス・パフォーマンスが楽しめます。「おお〜、なんだこりゃ〜!!!」はじめて聞いたときの感激は今でも忘れられません。ぜひ、ご自分の耳で確かめることをすすめます。きっと後悔はさせません。



Maria Joao, Mario Laginha "Cor"
(Verve 557 456-2)

Maria Joao (vocal)
Mario Laginha (piano)
Wolfgang Muthspiel (guitar, electric sitarl-guitar)
Trilok Gurtu (drums, percussion)

Produced by Reinhard Karwatky, Wolf Dieter Karwatky
Recorded by Alexander Pleines, Karwatky Bros.
Recorded at Cap a Pie Studios, Neutraubling; 1998

[Tracks] Maria Jo!)o & M!)rio Laginha - Cor
01. Horn Please Mario Laginha (music) / Maria Joao (lyrics)
02. Ha Gente Aqui Mario Laginha (music) / Maria Joao (lyrics)
03. Rafael Mario Laginha (music) / Maria Joao (lyrics)
04. Nazuk Mario Laginha (music) / Maria Joao (lyrics)
05. Saris Mario Laginha (music) / Maria Joao (lyrics)
06. Petro Mario Laginha (music) / Maria Joao (lyrics)
07. Charles Mario Laginha (music) / Maria Joao (lyrics)
08. Nhlonge Mario Laginha (music) / Maria Joao (lyrics)
09. A Forbidden Love Affair Mario Laginha (music) / Maria Joao (lyrics)

[Links: Maria Joao]
Maria Joao (Official Website)

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posted by ユキヒロ at 12:39| Comment(0) | TrackBack(0) | Universal 系 [新録音] | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

フルーリーン『クロース・イナフ・フォー・ラヴ』

closeenoughforlove.jpg

死のグループといわれたC組ですが、アルゼンチン対コートジボワールは2−1でアルゼンチン、オランダ対セルビア・モンテネグロは1−0でオランダが勝利、二強が順当に勝ち点3をゲットしています。スター選手のほとんどがプレイする欧州での大会ですから、各チーム、コンディショニングもばっちり。極東の地で行われた2002年の日韓W杯のような番狂わせは、なかなか起きにくいのかもしれません。

オランダのジャズというと、リタ・ライスやアン・バートンの女性ヴォーカルものが有名ですね。で、今日とりあげるのは、フルーリーン。今をときめくブラッド・メルドーとのデュオ作品『クロース・イナフ・フォー・ラヴ』といきましょう。

2人の出会いは1997年のノース・シー・ジャズ・フェスティヴァル。北海に面したオランダのデン・ハーグで開催されるこのお祭りでフルーリーンの歌声に惚れ込んだメルドーは、さっそく自身のヴレッジ・ヴァンガード公演に彼女をゲストとして迎え入れたといいます。以後、何度もいっしょにツアーに出かけたようです。

さて、このアルバム。メルドー初の歌伴ものというだけでも興味をひかれますが、デュオという最小単位の編成が濃密な空間を形作っていて、好きな人にはたまらない雰囲気にしあがっています。フルーリーンはけっして声量のある人ではありませんが、そのか細い声が、リリカルなメルドーのピアノと相まって、絶妙な味を醸し出しています。

ちなみに、前後関係はよくわかりませんが、メルドーとフルーリーンは結婚していて、すでに子ども(!!!)もいるそうです。フムフム。すると、こりゃ愛のささやきか(笑)。

 

Fleurine "Close Enough For Love"
(EmArcy/Universal 157 548-2)

Fleurine (vocal)
Brad Mehldau (piano)
with strings #1,6,9

Produced by Brad Mehldau, Fleurine
Recorded by James Farber
Recorded at Sear Sound, NYC; June 24, 25, 1999

[Tracks]
01. The Logical Song Rick Davis, Roger Hodgson (music and lyrics)
02. Caminhos Cruzados [Paths That Cross] Antonio Carlos Jobim (music) / Neuton Mendonca (lyrics)
03. Chanson De Delphine [Delphine's Song] Michel Legrand (music) / Jacques Demy (lyrics)
04. Up From The Skies Jimi Hendrix (music and lyrics)
05. Resignacao Nao Pra Nos [Resugnatuib Not For Us] Brad Mehldau (music) / Fleurine (lyrics)
06. Made Of Sand Fleurine (music and lyrics)
07. Better Days Ahead Pat Metheny (music) / Fleurine (lyrics)
08. Sem Resposta [Unrequited] Brad Mehldau (music) / Fleurine, L. Vieira (lyrics)
09. Close Enough For Love Johnny Mandel (music) / Paul Williams (lyrics)
10. Amor Chegou [Love Has Come] Brad Mehldau (music) / Fleurine (lyrics)

[Links: Brad Mehldau]
Brad Mehldau (Official Website)
Discography of Brad Mehldau
[Links: Fleurine]
Fleurine (Official Website)

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2004年12月09日

RH ファクター『ストレングス』

strength.jpg 

ロイ・ハーグローヴ率いる RH Factor の第2弾。といっても EP 盤です。前作『ハード・グルーヴ』のあまりものと思いきや、個人的にはこっちのほうが好きだったりして。

この『ストレングス』は、1曲目からファンク臭ムンムンの、ノリノリの音楽が続きます。ロイのトランペットは軽い、というアナタ。アナタにこそ聞いてほしいアルバムなんです、これは。だって、この軽やかさがなければ、腰がむずむずしないでしょ?

 

The RH Factor "Strength"
(Verve 0602498633489)

Roy Hargrove (trumpet)
Keith Anderson (alto sax)
Jacques Schwarz-Bart (tenor sax)
Karl Denson (tenor sax)
Bernard Wright (keyboards)
Bobby Sparks (keyboards)
James Poyser (keyboards)
Spanky (guitar)
Pino Parradino (bass)
Reggie Washington (bass)
Willie Jones III (drums)
Jason "JT" Thomas (drums)
Daniel Moreno (percussion)
Kwaku Obeng (percussion)
Renee Neufville (vocal) and others

Recorded at Electric Ladyland Studios, NYC

[Tracks] 
01. Rich Man's Welfare (music: Karl Denson)
02. Bop Drop (music: Keith Anderson)
03. Strength (music: Roy Hargrove)
04. Listen Here (music: Eddie Harris)
05. For Fun (music: Roy Hargrove/words: O. Lye-Fook, G. Chambers, F. Alias)
06. Universe (Special Bonus Mix) (music: Roy Hargrove)

[Links: Roy Hargrove]
Roy Hargrove (Official Website)
[Links: Karl Denson]
Karl Denson (Official Website)
[Links: Jacques Schwarz-Bart]
Jacques Schwarz-Bart (Brother Jacques) (Official Website)
[Links: Bobby Sparks]
Bobby Sparks (Official Website)

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2004年12月08日

RH ファクター『ハード・グルーヴ』

hardgroove.jpg The RH Factor - Hard Groove

さてさて、RH ファクターの登場です。この RH、もちろん Roy Hargrove の頭文字をとったものです。しかも、アルバム・タイトルまで Hargrove をもじったものになっています。やさしそうな顔をしていますが、意外と自己顕示欲が強いタイプなのでしょうか(笑)。

それはさておき、『ハード・グルーヴ』です。ここ数年、クールでヒップな作品に名を連ねてきたロイが、満を持して発表したのがジャズとクラブ・サウンドの融合を目指した「RH ファクター」だったというと、いかにもありきたりな話に聞こえますが、なかなかどうして、これがカッコイイんです(ジャケットのカッコよさも特筆もの!)。

曲ごとにヴォーカルやラップをフィーチャーして、ファンクあり、ヒップホップあり、ジャズあり、なんでもアリアリの大盤振る舞い。いや〜な気分を吹き飛ばすにはサイコーの音楽です。はい。

 

The RH Factor "Hard Groove"
(Verve 440 065 192-2)

The RH Factor:
Roy Hargrove (trumpet)
Keith Anderson (alto sax)
Jacque Schwartz-Bart (tenor sax)
Bernard Wright (keyboards)
James Poyser (keyboards)
Bobby Sparks (keyboards)
Spanky (guitar)
Cornell Dupree (guitar)
Pino Palladino (bass)
Reggie Washington (bass)
Jason ”JT” Thomas (drums)
Willie Jones III (drums)

with Special Guests:
Common (vocal)
D'Angelo (vocal)
Q-tip (vocal)
Erykah Badu (vocal)
Stephanie McKay (vocal)
Anthony Hamilton (vocal)
Renee Nufville (vocal)
Shelby Johnson (vocal)
Steve Coleman (alto sax)
Karl Denson (flute)
Meshell Ndegeocello (bass) and others

Recorded January - February, 2002

[Tracks] The RH Factor - Hard Groove
01. Hardgroove (music: Bernard Wright)
02. Common Free Style (music: Roy Hargrove, Lynn, James Poyser)
03. I'll Stay (music: Clinton, Hazel)
04. Interlude (music: Roy Hargrove, Willie Jones III, Reggie Washington)
05. Pastor "T" (music: Keith Anderson)
06. Poetry (music: Roy Hargrove, Fareed, E. Wright)
07. The Joint (music: Roy Hargrove)
08. Forget Regret (music: Jacques Schwarz-Bart)
09. Out Of Town (music: Roy Hargrove)
10. Liquid Streets (music: Roy Hargrove)
11. Kwah/Home (music: Roy Hargrove)
12. How I Know (music: Chalmers Alford, Roy Hargrove, Pino Palladino, Shelby Johnson)
13. Juicy (music: Roy Hargrove, Mandel, Renee Neufville)
14. The Stroke (music: Roy Hargrove)

[Links: Roy Hargrove]
Roy Hargrove (Official Website)
[Links: Erykah Badu]
Erykah Badu (Official Website)
[Links: D'Angelo]
D'Angelo (Official Website)
[Links: Karl Denson]
Karl Denson (Official Website)
[Links: Steve Coleman]
Steve Coleman(Official Website @ M-Base Web Site)
[Links: Jacques Schwarz-Bart]
Jacques Schwarz-Bart (Brother Jacques) (Official Website)
[Links: Bobby Sparks]
Bobby Sparks (Official Website)

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2004年12月07日

ハンコック、ブレッカー、ハーグローヴ『ディレクションズ・イン・ミュージック』

directionsinmusic.jpg Herbie Hancock, Michael Brecker & Roy Hargrove - Directions in Music: Live At Massey Hall

マッセイ・ホール(@カナダのトロント)といえば、1953年録音の『ジャズ・アット・マッセイ・ホール』(ミンガスが興したインディーズ・レーベル debut DLP-124)がすぐに浮かぶ。これ、正しいジャズファンのありかたです(笑)。

この盤がどれだけすごいかというと、ビバップ革命の立役者ディジー・ガレスピーとチャーリー・パーカーの共演盤というだけでなく、ピアノはバド・パウエル、ベースはチャールス・ミンガス、ドラムはマックス・ローチという、今では考えられないようなビッグネームが顔を揃えた歴史的な名盤ということになっています。

その割にあまり聞かれていないのは、おそらくガレスピーの〈ソルト・ピーナッツ〉のせいでしょう。こういう悪ノリは、まじめな日本人にはなかなかわからない。かくいう私も、けっしてガレスピー嫌いではないのですが、この〈ソルト・ピーナッツ〉にはついていけないものを感じます。

で、今日紹介するのは現代版マッセイ・ホールです。こちらもメンバーが超豪華。ハービー・ハンコックにマイケル・ブレッカー、ロイ・ハーグローヴとくれば、悪いはずがありません。しかも、曲目をよく見ると、マイルス・デイヴィスとジョン・コルトレーンのトリビュート盤にもなっているという手の込みよう。ここまでビッグネームを並べ立てて、売れないはずはありません。

というわけで、この『ディレクションズ・イン・ミュージック』も2002年のグラミー賞(Best Jazz Instrumental Album, Individual or Group)に輝いています。まあ、ねらって穫れる賞ということなのでしょう(笑)。

 

Herbie Hancock, Michael Brecker, Roy Hargrove "Directions In Music: Live At Massey Hall"
(Verve 589654)

Roy Hargrove (trumpet)
Michael Brecker (tenor sax)
Herbie Hancock (piano)
John Patitucci (bass)
Brian Blade (drums)

Recorded live at Massey Hall, Toronto, Oct 25, 2001 (for CBC Radio's "Jazz Beat" program)

[Tracks] Herbie Hancock, Michael Brecker & Roy Hargrove - Directions in Music: Live At Massey Hall
01. The Sorcerer (music: Herbie Hancock)
02. The Poet (music: Roy Hargrove)
03. So What 〜 Impressions (music: Miles Davis 〜 John Coltrane)
04. Misstery (music: Herbie Hancock, Michael Brecker, Roy Hargrove)
05. Naima (music: John Coltrane)
06. Transition (music: John Coltrane)
07. My Ship (music: Kurt Weill/words: Ira Gershwin)
08. D Trane (music: Michael Brecker)

[Links: Herbie Hancock]
Herbie Hancock (Official Website)
[Links: Michael Brecker]
Michael Brecker (Official Website)
[Links: Roy Hargrove]
Roy Hargrove (Official Website)
[Links: John Patitucci]
John Patitucci (Official Website)

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2004年12月06日

ロイ・ハーグローヴ『ハバナ』

habana.jpg Roy Hargrove - Habana

1980年代のウィントン・マルサリス登場以降、「コレ」といったタレントのいなかったジャズ・トランペット界にあって、頭一つ抜きん出た存在、それがロイ・ハーグローヴです。『ハバナ』というタイトルからも想像がつくように、このアルバムはアフロ・キューバン・ジャズを現代風によみがえらせたクールな作品です。

アフロ・キューバン・ジャズといえば御大ディジー・ガレスピーが頭に浮かびますが、このアルバムでも2曲取り上げられているケニー・ドーハムも忘れることができません。2曲目の〈ウナ・マス〉(ブルーノートの同名盤『ウナ・マス』 に収録)、8曲目の〈アフロディジア〉(同じく『アフロ・キューバン』 に収録)は、どちらもドーハムのラテンサイドの傑作です。

でも、本当の聞きどころ別にあります。それが1曲目です。このカッコよさをなんて表現したらいいのでしょう。スコールのあと、少しひんやりとした熱帯の夕暮れを思わせる静かな出だしから、徐々に熱気を帯びていくサマは、これからはじまる大人の夜を想像させて、なんともいえない興奮に包まれます。

ちなみに、この作品は1997年のグラミー賞(Best Latin Jazz Performance)に輝いています。裏渋谷の名店 Lo-d のオーナーもお気に入りの一品で、私が遊びにいくと必ずかけてくれます(笑)。

 

Roy Hargrove "Habana"
(Verve 537563)

Roy Hargrove (trumpet, flugelhorn)
Frank Lacy (trombone)
Gary Bartz (alto sax, soprano sax)
David Sanchez (tenor sax, soprano sax)
Chucho Valdes (piano)
Russell Malone (guitar)
John Benitez (bass)
Horacio "El Negro" Hernandez (drums)
Jose Luis "Changuito" Quintana (timbales)
Miguel "Anga" Diaz (conga)

Produced by Larry Clothier, Roy Hargrove
Recorded at Teatro Mancinelli, Orvieto, Italy: January 5, 6, 1997

[Tracks] Roy Hargrove - Habana
01. O My Seh Yeh (music: Frank Lacy)
02. Una Mas (music: Kenny Dorham)
03. Dream Traveler (music: Roy Hargrove)
04. Nusia's Poem (music: Gary Bartz)
05. Mr. Bruce (music: Chucho Valdes)
06. Ballad For The Children (music: Roy Hargrove)
07. Mountaings (music: Roy Hargrove)
08. Afrodisia (music: Kenny Dorham)
09. Mambo For Roy (music: Chucho Valdes)
10. O My Seh Yeh (music: Frank Lacy)

[Links: Roy Hargrove]
Roy Hargrove (Official Website)
[Links: Gary Bartz]
Gary Bartz (Official Website)
[Links: David Sanchez]
David Sanchez (Official Website)

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2004年10月22日

ケニー・バロン,レジーナ・カーター『フリー・フォール』

freefall.jpg

現代のデュオの名手といえば、
チャーリー・ヘイデンかケニー・バロンで決まりでしょう。
テナーの王様スタン・ゲッツ最晩年の傑作
ピープル・タイム』での演奏があまりに素晴らしかったからか、
それ以降なかなか代表作と呼べるような作品に恵まれない
バロンですが、脇役に徹したときの彼はめちゃくちゃウマイ。
歌伴をやらせれば右に出るものはいないし、
ケイコ・リーもお気に入り)、
小編成のデュオ、トリオ作品では、その名手ぶりを遺憾なく発揮します。

この『フリー・フォール』もその1つで、
デトロイト出身のヴァイオリニスト、レジーナ・カーターを迎えて、
気持ちのよい作品にしあげてくれました。
(今や世界最大のジャズレーベルとなったヴァーヴより)

バロンは自分で引っ張るリーダータイプというよりは、
共演者を引き立たせる名脇役。
耳を澄まして相手に寄り添い、相手が気持ちよく
演奏できるように、そのお膳立てを整える。
バロンと共演する人は、きっとすごくリラックスして、
いつも以上の自分を表現できるのではないか。
そんな気がします。気配りの人、バロン、エライぞ!

聞きどころはたくさんあるけれど、
1つあげるとすれば、2曲目の〈フラジャイル〉。
触れただけで壊れてしまいそうな、美しくはかない
この曲の作曲者は、ナント、あのスティングです。
(『ナッシング・ライク・ザ・サン』より)

ケニー・バロンがこの曲を取り上げるのは実は2回目で、
その昔、レザヴォア盤『ザ・モーメント』に収録された同曲を
寺島靖国さんがベタぼめして有名になりました。
(でも、寺島さんがいうように、この曲はバロンが演奏したから
 美曲になったわけでなく、もともと曲としてすばらしい。
 その証拠に、バロンもあまり小細工せずに素直に弾いています)。続きを読む
posted by ユキヒロ at 17:56| Comment(0) | TrackBack(0) | Universal 系 [新録音] | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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