2006年05月22日

『アート・ブレイキーズ・ジャズ・メッセンジャーズ・ウィズ・セロニアス・モンク』

artblakeywiththeloniousmonk.jpg Art Blakey & Thelonious Monk - Art Blakey's Jazz Messengers With Thelonious Monk

アート・ブレイキーズ・ジャズ・メッセンジャーズ・ウィズ・セロニアス・モンク』は、ブレイキー率いる JM にモンクが客演した形になっていますが、アルバムが収録された1957年5月15日のアトランティック・スタジオには、モンク・カルテットからベースのウィルバー・ウェアも呼ばれていました。つまり、当初は JM とモンク・カルテットというふたつのグループの共演を目指していたようなのですが、どういうわけか、ウィルバー・ウェアが使いものにならない(ドラッグ?)。そこで、JM のベーシスト、スパンキー・デブレストの出番となったようです。

ところが、私がもっている初期のアトランティックの CD では、どういうわけか、デブレストの音があまり聞こえません(涙)。低音を最大限響かせるとなんとか確認できますが、ヘッドフォンで耳をすましてみても、背後にかすかにそれらしい音が聞こえるくらいで、ほとんどベース抜きの演奏に聞こえます。下の Rhino の再発 CD では音質が改善されていることを祈ります(笑)。

ところで、1957年の JM といえば、盟友ホレス・シルヴァーが去り、神童リー・モーガン(&ベニー・ゴルソン)を迎える前の空白期間で、ヴィック盤『チュニジアの夜』が収録されたころにあたります。トランペットは、困ったときのお助け役ビル・ハードマン(彼はこの後、何度か人手不足に陥ったブレイキーを助けて JM に復帰します)、テナーは「小さな巨人」ジョニー・グリフィンですね。

さて、モンクとグリフィンの相性はどうか。ふたりはまったく別々の方向を向いて演奏しているように聞こえます。グリフィンは完全にモンクを無視して勝手にソロをとっているし、モンクはモンクで、例の奇妙な間合いでところかまわず横やりを入れてくる。ロリンズとモンクの共演よりも、違和感の度合いは強いと思います。

ロリンズの場合は、モンクに影響されずに吹くといっても、モンクのくり出す音にはつねに細心の注意を払っている気がします。だから、不思議とマッチしている。ところが、グリフィンはモンクのことはまったくおかまいなしに、自分の仕事に専念している感じがするのです。

このアルバムは、モンクが参加したアルバムのなかでは例外的にモンク臭が希薄です。ブレイキーがサイドメンではなく、リーダーとして仕切っているのは明白ですが、マイルスでさえ逃れられなかったモンクの呪縛からの影響が少なく感じられるのは、ひょっとしたら、グリフィンの「聞く耳もたぬ」姿勢が影響しているのかもしれません。

このアルバム唯一のグリフィン・オリジナル〈パープル・シェイド〉。どこかで聞いた曲だなと思っていたら、フィリー・ジョー・ジョーンズがドラキュラに扮した珍盤『ブルース・フォー・ドラキュラ』のタイトル曲そのものでした(もちろん、グリフィンも参加しています)。

 

"Art Blakey's Jazz Messengers With Thelonious Monk"
(Atlantic 1278)

Bill Hardman (trumpet)
Johnny Griffin (tenor sax)
Thelonious Monk (piano)
Spanky DeBrest (bass)
Art Blakey (drums)

Produced by Nesuhi Ertegun
Recorded by Earl Brown
Recorded at Atlantic Studios, NYC; May 15, 1957

[Tracks] Art Blakey & Thelonious Monk - Art Blakey's Jazz Messengers With Thelonious Monk
01. Evidence (music: Thelonious Monk)
02. In Walked Bud (music: Thelonious Monk)
03. Blue Monk (music: Thelonious Monk)
04. I Mean You (music: Thelonious Monk)
05. Rhythm-A-Ning (music: Thelonious Monk)
06. Purple Shades (music: Johnny Griffin)

[Links: Thelonious Monk]
THE MONK ZONE: The Official Thelonious Sphere Monk Website
The Thelonious Monk Website
Thelonious Monk Discography Project (@ Jazz Discography Project)
[Links: Johnny Griffin]
Johnny Griffin Discography Project (@ Jazz Discography Project)
[Links: Art Blakey]
The Official Art Blakey Website
Art Blakey School of Hardbop (by Harvey Bloomfield)
Art Blakey Discography Project (@ Jazz Discography Project)

最後にポチッとよろしく。 人気ブログランキング
posted by ユキヒロ at 10:05| Comment(0) | TrackBack(0) | Atlantic (Atco, Vortex) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月19日

ジョン・ルイス&サッシャ・ディステル『アフタヌーン・イン・パリ』

afternooninparis.jpg John Lewis & Sacha Distel - Afternoon In Paris

ジョン・ルイスの管入り作品としては、ブレイク前の貴公子バルネ・ウィランが参加した『アフタヌーン・イン・パリ』も忘れられません(1956年12月4日、7日、パリにて録音)。

名曲〈ジャンゴ〉や〈コンコルド〉をはじめ、ことあるごとにパリへの憧憬を表明してきたルイスなだけに、彼のかの地での人気は相当なものがあったようで、MJQ が1956年の欧州ツアーでパリを訪れたとき、ルイスのもとには、仏音楽会の大物、レイ・ヴェンチュラの甥っ子、サッシャ・ディステルとの共演の話が舞い込み(本作です)、ロジェ・ヴァディム監督の映画『大運河』の
サントラ盤を依頼されたのも、このときでした(翌57年録音の『たそがれのヴェニス』として結実しました)。

この『アフタヌーン・イン・パリ(パリの昼下がり)』は、当初、仏ヴェルサイユ・レーベルから出されたものを(レーベル・オーナーはサッシャの叔父さんレイ・ヴェンチュラ)、アトランティック・レーベルが米国盤をリリースして、その存在が知られるようになりました。

リーダーの2人には申し訳ないけれど、このアルバムは若き日のバルネ・ウィランを聞くためにあります。この時点で、ウィランはまだ、マイルスとの共演(57年12月録音の『死刑台のエレベーター』)も、ジャズ・メッセンジャーズとの共演(59年録音の『危険な関係』)もはたしていないわけですが、アイドルのようなナイーヴな容姿も手伝って、本国フランスではたいへんな人気者だったようで、57年2月のヴェルサイユでのコンサートの際、サインを求めて殺到したファンを抑えるために警察隊が出動したという逸話も残っています。

バルネの音色には色気があります。とくに晩年の彼のテナーには、香気が漂っています。いちばん艶っぽい音を出すテナー奏者、というのが私のイメージなのですが、このころは少しカタさが耳につきます。なにしろ、まだ10代の若造ですから(当時19歳)、男の色気といっても、酸いも甘いも噛み分けた、というところまではいかなくて、無駄に力が入っています。でも、その青臭さがかえって魅力になったりするのですから、いいオトコというのは得なものです。うらやましい。

曲目を見ると、おおっ、あの必殺のスウェーデン民謡〈ディア・オールド・ストックホルム〉が入ってますね。ニューヨークに武者修行に渡ったサッシャ・ディステルが、スタン・ゲッツに気に入られ、この曲のアレンジを自由に使っていいといわれたとか(児山紀芳さんの日本盤ライナーによる)。そこはそれ、ルイスの巧みなアレンジによって、非常に手の込んだ演奏にしあがっていますが、ゲッツやマイルスに比べると、どうでしょう? 凝りすぎて曲の随をつかまえ損ねたといったらいいすぎかな。

ルイスのオリジナル〈パリの昼下がり〉では、最初、バルネの音はほとんど聞こえません。「こりゃ、いじめか?」と思っていると、途中から音が大きくなって前に出てくるというしかけです。でも、やっぱりまだ荒削りだなあ。むしろサッシャのホーンライクなソロに一日の長を感じます。

じゃあ、バルネのどこを聞けばいいかって? それは〈オール・ザ・シングス・ユー・アー〉です。ルイスの訥々と語りかけるようなイントロに続いて切り込んでくるバルネの最初の音色。ここに、晩年の色気の萌芽を見ることができます。

 

John Lewis, Sacha Distel "Afternoon In Paris"
(Atlantic 1267)

Barney Wilen (tenor sax)
John Lewis (piano)
Sacha Distel (guitar)
Pierre Michelot (bass) #1-3
Percy Heath (bass) #4-6
Connie Kay (drums) #1-3
Kenny Clarke (drums) #4-6

Recorded by Disques Versailles
Recorded in Paris; December 4 (#4-6), 7 (#1-3), 1956

[Tracks] John Lewis & Sacha Distel - Afternoon In Paris
01. I Cover The Waterfront (music: Johnny Green / words: Edward Heyman)
02. Dear Old Stockholm (traditional)
03. Afternoon In Paris (music: John Lewis)
04. All The Things You Are (music: Jerome Kern / words: Oscar Hammerstein II)
05. Bags' Groove (music: Milt Jackson)
06. Willow Weep For Me (music+words: Ann Ronell)

[Links: John Lewis]
Jazclass: about John Lewis (by Michael Furstner)
[Links: Barney Wilen]
Barney Wilen (Official Site)
Barney Wilen Story (by Jan de Waal)
[Links: Sacha Distel]
Sacha Distel (Official Site)

最後にポチッとよろしく。 人気ブログランキング
posted by ユキヒロ at 00:31| Comment(0) | TrackBack(0) | Atlantic (Atco, Vortex) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月26日

アート・ファーマー『スウェーデンに愛をこめて』

toswedenwithlove.jpg 

引き続き、アート・ファーマーのワン・ホーン・アルバムを。といっても、今回はギター入りのカルテット作品です。その名も、『スウェーデンに愛をこめて』。ファーマーと同じく、ソフトなトーンにいぶし銀の技が光るギタリスト、ジム・ホールとコンビを組んで、スウェーデンの民謡を演奏しています。

派手さはないけれど、好きなアルバムを並べてみると、そこにジム・ホールの名前がしょっちゅう出てくきます。エヴァンスの『アンダーカレント』でしょ、ハンプトン・ホーズの『オールナイト・セッション』でしょ、ジョン・ルイスの『グランド・エンカウンター』でしょ、ポール・デスモンドの『テイク・テン』なわけです。こうして並べてみると、なにやらある「音」が聞こえてきそうです。

まさに「ひっそり」といるんだけれど、参加したアルバムには確実に自分の息吹を吹き込むことができるプレイヤー、それがジム・ホールです。本名は、ジャイムズ・スタンリー・ホール (James Stanley Hall)。1930年12月4日、ニューヨーク州バッファロー生まれ。いまだ現役です。

ジャズテットの運営に失敗したファーマーは、同じく控えめな個性の持ち主、ジム・ホールを迎えて、アトランティックに何枚かのアルバムを残します。なかでもこのアルバムは、哀愁漂うスウェーデン民謡集とあって、日本人には人気があるようです。だって、〈ディア・オールド・ストックホルム〉の国ですからね。いい曲がそろっているんですよ。

私のもっている邦盤ライナー(柳沢てつやさんが書いています)によると、この2人、実は相性がよくなかったらしく、来日中はつねに別行動で、仲の悪さを見せつけていたとあります。2人とも、演奏を聞くかぎり穏やかな人に見える(聞こえる)し、こんなに息もぴったりのインタープレイをくり広げているのに。わからないものですね。仕事と個人的な感情は別、ということなのでしょうか。

 

Art Farmer "To Sweden With Love"
(Atlantic SD 1430)

Art Farmer (flugelhorn)
Jim Hall (guitar)
Steve Swallow (bass)
Pete LaRoca (druns)

Produced by Anders Burman
Recorded by Rune Persson
Recorded in Stockholm; April 28 (#1-3), 30 (#4-6), 1964

[Tracks] 
01. Va Da Du? [Was It You?] (traditional; arr. Art Farmer)
02. De Salde Sina Hemman [They Sold Their Homestead] (traditional; arr. Art Farmer)
03. Den Motstravige Brudgummen [The Reluctant Groom] (traditional; arr. Art Farmer)
04. Och Hor Du Unga Dora [And Listen Young Dara] (traditional; arr. Art Farmer)
05. Kristallen Den Fina [The Fine Crystal] (traditional; arr. Art Farmer)
06. Visa Vid Midsommartid [Midsummer Song] (music: Hakan Norlen, Bune Lindstorm)

[Links: Jim Hall]
Jim Hall: The Official Website (by ArtistShare)
Jim Hall Maniacs (by 益満妙:エキマンタエ)
ジム・ホール アルバム蒐集 (by kawagu)
[Links: Steve Swallow]
Steve Swallow (@ Spiral Qvest)
[Links: Pete LaRoca]
Pete LaRoca Sims Discography (by Michael Fitzgerald)

最後にポチッとよろしく。 人気ブログランキング
posted by ユキヒロ at 10:05| Comment(5) | TrackBack(0) | Atlantic (Atco, Vortex) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月18日

チャールズ・ミンガス『ミンガス・アット・カーネギー・ホール』

mingusatcarnegiehall.jpg Charles Mingus - Mingus At Carnegie Hall (Live)

暴れん坊将軍チャールス・ミンガスと怒れる盲目の巨人ラサーン・ローランド・カーク。どちらも戦闘的なエピソードには事欠かない2人だけに(気性の荒いミンガスの被害者は数知れず。トロンボーン奏者ジミー・ネッパーなんぞは顔面を殴られ、前歯をへし折られたといいます)、この2人がぶつかるとどうなるか。想像しただけでも怖いですねえ。

で、実際に殴り合いのケンカはあったのか。あったらしい、ということがラサーンの伝記『ローランド・カーク伝』でほのめかされています。ブラインドを降ろし、光を遮り、目隠しをしたミンガスがラサーンのアゴに一発、そして尻を蹴飛ばした。う〜ん、ホントですかねえ。ブラインドの世界では、もとから見えないラサーンにはかなわないと思うのですが。

それはさておき、ミンガスとラサーンがお互いに尊敬しあっていたことは、よく知られています。黒人差別に対する反発心も、音楽的素養も、大食漢であることも、よく似た2人は自然とひかれあう運命にあったのでしょう。

ラサーンがミンガス・バンドにはじめて参加したのは、1961年のことです。このときは、アトランティック盤『オー・ヤー』など数枚のアルバムを残しただけで、2人の関係は終わります。その理由も変わっていて、ミンガスが自伝『敗け犬の下で』を書くために引き蘢ったからといわれています。

それから時がたつこと十数年、久しぶりにミンガス・バンドに参加したラサーンは、74年録音の『ミンガス・アット・カーネギー・ホール』で思いっきりやらかしてくれます。

ラサーンの怒りは、黒人差別や盲人差別に対してだけ向けられていたのではありません。同じ黒人でも、自分の前に立ちはだかるミュージシャンに対しては、とことんやり込めずにはいられなかったのがラサーンです。要は、「超」がつくほどの負けず嫌いだったんですね。

ラサーンは悪名高き「主役食い」でした。滞在先のライヴハウスに独りでぶらりと赴き、他人のステージに割って入っては、圧倒的な力量で相手をねじ伏せ、グゥの音もでないまでに叩きのめすのが、ラサーンのやり方でした(ふつうなら嫌われますね、確実に)。あらゆる楽器を使いこなすテクニックもさることながら、信じられないほどの心肺能力と(3本同時に吹くぐらいですから、肺活量は相当あったはずです。音の分厚さはそこから生まれます)、ジャズの歴史に対する底知れぬ造詣によって(誰の演奏でも即座に引用することができた)、ラサーンは天下無敵のファイターとなったのです。

このライヴでは、ラサーンはトレードマークの同時吹奏を封印して、ワン・ホーンで勝負しています。こういうときのラサーンはヤバいんです。ワン・ホーンでも誰にも負けないってことを証明したくて、ウズウズしているわけです。で、それをやってしまった。

とにかく2曲目の〈パーディド〉を聞いてください。途中から、ラサーンのロング・ソロがはじまります。まるで他のメンバーなどいないかのように、延々と吹き続けるラサーン。途中、交代を催促するかのようにジョン・ファディスのハイノートやドン・プーレンの乱れ打ちがかすかに聴こえますが、そんなことはおかまいなしで、わが道を突き進むラサーンです。こうなったら誰も止めることはできません。

かわいそうなのは、次にソロをとる人です。ラサーンは観客の盛り上げ方も煽り方も熟知していたので、人前でのパフォーマンスにはめっぽう強いタイプでした。現にこのアルバムでも、ラサーンの演奏直後がもっとも歓声が大きくなっています。拍手もケタ違いです。次の人はやりにくいですよね、はっきりいって。ペンペン草も生えないくらい、根こそぎ養分(聴衆の心)をかっさらっていったのですから。

ミンガスは、この作品では珍しくサポートに徹しています。といっても、ミンガスはふつうにベースを弾いているときが一番すごかったりするわけで、やっぱりベースはこうでなきゃ、と思わせてくれる力強いベースラインを聞いているだけでも楽しめます。いや、やっぱりこれは傑作ですね。

 

Charles Mingus "Mungus At Carnegie Hall"
(Atlantic SD 1667)

Jon Faddis (trumpet)
Charles McPherson (alto sax)
John Handy (alto sax, tenor sax)
George Adams (tenor sax)
Roland Kirk (tenor sax, stritch)
Hamiet Bluiett (baritone sax)
Don Pullen (piano)
Charles Mingus (bass)
Dannie Richmond (drums)

Produced by Joel Dorn, Ilhan Mimaroglu
Recorded by Aaron J. Baron
Recorded live at Carnegie Hall, NYC; January 19, 1974

[Tracks] Charles Mingus - Mingus At Carnegie Hall (Live)
01. C Jam Blues (music: Duke Ellington)
02. Perdido (music: Juan Tizol / words: H. J. Lengsfelder, Ervin Drake)

[Links: Charles Mingus]
The Official Mingus Web
Charles Mingus Home Page (by Esa Onttonen)
Charles Mingus Discography Project (@ Jazz Discography Project)
[Links: Roland Kirk]
Periodicals 林建紀 (@ Read NKYM!)
The Rahsaan Roland Kirk Website
Roland Kirk Discography (by Michael Fitzgerald)
Roland Kirk Discography Project (@ Jazz Discography Project)
[Links: Charles McPherson]
Charles McPherson - Jazz Saxophone Artist (Official Website)
[Links: John Handy]
John Handy (Official Website)
[Links: George Adams]
George Adams - Discogdraphy/Sessionography (by Marcel Safier)
[Links: Hamiet Bluiett]
Hamiet Bluiett Collection (by Antaios)
[Links: Don Pullen]
The Don Pullen - Homepage (by Rainer Seekamp)

最後にポチッとよろしく。 人気ブログランキング
posted by ユキヒロ at 01:51| Comment(0) | TrackBack(0) | Atlantic (Atco, Vortex) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月10日

ローランド・カーク『ブライト・モーメンツ』

brightmoments.jpg Rahsaan Roland Kirk - Bright Moments

ラサーン・ローランド・カークの『ブライト・モーメンツ』。サンフランシスコの名門クラブ、キーストン・コーナーにおけるライヴ録音です(お店は数年前に閉店しました)。

闇の世界の住人が描く「光り輝く瞬間(ブライト・モーメンツ)」とは何でしょう? 見えない光を追い求め、与えられない栄光を勝ち取るために闘い続けてきた男がついに辿り着いた先。そこには、無限の「許し」が広がっていました。

なんてポジティブな音楽でしょう。生きているそのままをすべて肯定してもらったような安らぎ。ラサーンとバンドのメンバー、そして会場にいた観客には、この日「ブライト・モーメンツ」が訪れました。それは聞けばわかります。ここにはラサーンと観客との心のふれあいが記録されています。生きている喜びが充満しています。

「ブライト・モーメンツ」は誰にでもやってきます。この CD をプレイヤーにセットするだけで。ただし、ちょっとしたおまじないがあります。それは、DISC 2 から先に聴くことです。ここには〈ブライト・モーメンツ〉があります。そして、「最初のオルガン奏者」ファッツ・ウォーラーの〈ジターバグ・ワルツ〉があります。ぜひみなさんも、人生の「ブライト・モーメンツ」を共有してください。おすすめです。



Rahsaan Roland Kirk "Bright Moments"
(Atlantic SD 2-907)

Roland Kirk (tenor sax, stritch, manzello, flute, nose-flute)
Ron Burton (piano)
Henry Pearson (bass)
Robert Shy (drums)
Joe Habao (percussion)
Todd Barkan (synthesizer, tambourine)

Produced by Joel Dorn
Recorded by Ed Barton, Biff Davies, Jack Crymes
Recorded live at Keystone Korner, SF; June 8-9, 1973

[Tracks: Disc 1] Rahsaan Roland Kirk - Bright Moments
01. Introduction
02. Pedal Up (music: Roland Kirk)
03. You'll Never Get To Heaven (music: Burt Bacharach / words: Hal David)
04. Clickety Clack (music: Roland Kirk)
05. Prelude To A Kiss (music: Duke Ellington / words: Irving Gordon, Irving Mills)
06. Talk (Electric Nose)
07. Fly Town Nose Blues (music: Roland Kirk)

[Tracks: Disc 2] Rahsaan Roland Kirk - Bright Moments
01. Talk (Bright Moments)
02. Bright Moments Song (music: Roland Kirk)
03. Dem Red Beans And Rice (music: Roland Kirk)
04. If I Loved You <(music: Richard Rodgers / words: Oscar Hammerstein II)
05. Talk (Fats Waller)
06. Jitterbug Waltz (music: Thomas "Fats" Waller / words: Manners, Green)
07. Second Line Jump (music: Roland Kirk)

[Links: Roland Kirk]
Periodicals 林建紀 (@ Read NKYM!)
The Rahsaan Roland Kirk Website
Roland Kirk Discography (by Michael Fitzgerald)
Roland Kirk Discography Project (@ Jazz Discography Project)

最後にポチッとよろしく。 人気ブログランキング
posted by ユキヒロ at 09:57| Comment(0) | TrackBack(0) | Atlantic (Atco, Vortex) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月08日

ローランド・カーク『志願奴隷』

volunteeredslavery.jpg Rahsaan Roland Kirk - Volunteered Slavery

ヴォランティアード・スレイヴリー(志願奴隷)』という、なんとも刺激的なタイトルがついたこの作品は、アナログ時代のA面(1〜5曲目)がコーラス入りのポップ路線(69年のスタジオ録音)、B面(6〜10曲目)が68年のニューポート・ジャズ・フェスティヴァルの模様をおさめたライヴ音源からなっています。

あなたが真のラサーニアン(笑)になれるかどうかは、このアルバム、とくに前半の5曲を楽しめるかどうかにかかっています。そんなものになりたくないって? ああ、なんてもったいない! 

ジャズもゴスペルもR&Bもロックも、耳に聴こえる音楽ならなんでもぶちこんで、かきまわし、融合させて、巨大な音のかたまりを自らの内に育んでいたラサーン。彼が楽器を口にすると、その音のかたまりは奔放な流れとなってあふれ出し、周囲のあらゆるものを飲み込んでいきます。ラサーンのマジック。それは聴くものを圧倒し、高揚させ、恍惚とさせる神秘的な体験です。演奏する彼を目の当たりにしたとき、多くの人はそこに「ブライト・モーメンツ(光り輝く瞬間)」を感じ、彼に対する畏敬の念を覚えたそうです。

う〜ん、なにやら宗教がかってきましたね(笑)。神がかりというと、思い浮かぶのがジョン・コルトレーンです。厳しい自己鍛錬を重ね、自らの内へ内へと向かったトレーンは、孤独に道を究める「求道者」ともいうべき存在でしたが、ラサーンはもっと大地に根を張った原始的な宗教を感じさせます。全身全霊を使って「音の神」と交感するシャーマン。周囲の人間をも巻き込んで、集団トリップへと導くエネルギーのかたまり。ラサーンの存在は、非日常的な祝祭空間を仕切る原始的な宗教指導者のそれです。

コーラス入りの前半の5曲で、まずは打ちのめされてください。そして、鼓舞されてください。生きる喜びを噛みしめてください。スティーヴィー・ワンダーの〈マイ・シェリー・アモール〉に、バート・バカラック(作曲)、ハル・デヴィッド(作詞)、ディオンヌ・ワーウィック(歌)コンビの〈小さな願い(アイ・セイ・ア・リトル・プレイヤー)〉といったポップ・チューンを取りあげているからといって、なめてかかるとヤケドします。

後半のライヴでは、なんとも絶妙なタイミングというべきか、先にあげたトレーンに捧げるメドレーを演奏しています。超人的な耳をもっていたというラサーンのこと、本家トレーンの演奏と聴き比べるのも楽しいかもしれません。エリントンの片腕ビリー・ストレイホーンの〈ラッシュ・ライフ〉は、プレスティッジ盤『ラッシュ・ライフ』で、〈アフロ・ブルー〉は『ライヴ・アット・バードランド』をはじめとする各種ライヴ盤で、トレーン自作の〈ベッシーズ・ブルース〉はインパルス盤『クレッセント』で、それぞれ聴くことができます。

 

Roland Kirk "Volunteered Slavery"
(Atlantic SD 1534)

Roland Kirk (tenor sax, stritch, manzello, flute, nose-flute, gong, whistle, vocal)
Ron Burton (piano)
Vernon Martin (bass)
Charles Crosby (drums) #1
Sonny Brown (drums) #2-5
Jimmy Hopps (drums) #6-10
Joe "Habao" Texidor (percussion) #1, 6-10
Charles McGhee (trumpet) #1, 5
Dick Griffin (trombone) #1, 5
The Roland Kirk Spirit Choir (backing vocal) #1-5

Produced by Joel Dorn
Recorded by Bob Liftin (#1-5)
Recorded at Regent Sound Studios, NYC; Jul 22-23, 1969 (#1-5)
Recorded by Riece Hamel (#6-10)
Recorded live at the Newport Jazz Festival; Jul 7, 1968 (#6-10)

[Tracks] Rahsaan Roland Kirk - Volunteered Slavery
01. Volunteered Slavery (music: Roland Kirk)
02. Spirits Up Above (music: Roland Kirk)
03. My Cherie Amour (music: Stevie Wonder, Sylvia Moy, Henry Cosby)
04. Search For The Reason Why (music: Roland Kirk)
05. I Say A Little Prayer (music: Burt Bacharach / words: Hal David)
06. Roland's Opening Remarks
07. One Ton (music: Roland Kirk)
08. Ovation & Roland's Remarks
09. A Tribute To John Coltrane: Lush Life 〜 Afro Blue 〜 Bessie's Blues (music+words: Billy Strayhorn) 〜 (music: Mongo Santamaria / words: Oscar Brown Jr.) 〜 (music: John Coltrane)
10. Three For The Festival (music: Roland Kirk)

[Links: Roland Kirk]
Periodicals 林建紀 (@ Read NKYM!)
The Rahsaan Roland Kirk Website
Roland Kirk Discography (by Michael Fitzgerald)
Roland Kirk Discography Project (@ Jazz Discography Project)

最後にポチッとよろしく。 人気ブログランキング
posted by ユキヒロ at 09:13| Comment(0) | TrackBack(0) | Atlantic (Atco, Vortex) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月01日

ローランド・カーク『溢れ出る涙』

theinflatedtear.jpg Roland Kirk - The Inflated Tear

ラサーン・ローランド・カークは生前、ジャズのことを「ブラック・クラシカル・ミュージック」と呼んでいました。ジャズの語源には諸説ありますが、「性交」を意味する「Jass」というスラングから来たという説がもっとも一般的なようです。「黒人の演奏するジャズ=淫売屋の音楽」というわけで、誇り高きわれらがラサーンがそれを容認するはずがありません。

ラサーンは「怒り」の人でした。彼は二重の意味で差別と闘い続けた人です。1つは黒人であること、もう1つは盲目であること。ラサーンは自分が演っている音楽や、目が見えなくてもまったく遜色なく生活できることに対して強烈な自負があったので、自分(と自分が敬愛する黒人ミュージシャン)がそれにふさわしい扱いを受けていないと感じたら、
ところかまわず怒りを爆発させました。

無理解な聴衆に対する説教や黒人同胞を煽動するアジテーションも、イスを壊したり、札束を燃やしたりするパフォーマンスも、自分をからかった人間に対する執拗な報復も、根っこのところではいつも「不当な扱いを受けたことに対する怒り」が貫いていました。

もともとほとんど見えなかったラサーンが、残されたわずかな視力を失ったのは1、2歳のころ。「酔っているかハイになっているか誰かに怒っている看護婦が仕事にやってきて、誤って私の眼に大量の薬を注ぎ込んだ。よく涙が溢れ、眼が痛み、涙以外は何もない何年かを耐えた」とは彼の弁です(訳は林建紀さん)。

溢れ出る涙』という、心の奥深いところに直接触れてくるようなこのタイトルは、ラサーンの幼少時の記憶と密接につながっています。「私が溢れ出る涙の一部だと気づいたとき、私は神秘の旅に出ていたのだと思う」というラサーンの言葉は、悲しみや怒りといった人間的な感情をも包み込んで流れていく涙の大河を思わせます。

1曲目の〈ブラック・アンド・クレイジー・ブルース〉。これはドラッグによる幻覚体験をもとにした曲といわれています(幻聴? 盲人は幻覚を「見る」ことができるのでしょうか?)。徹底的に黒いのにどこか悲しげな不思議なメロディーと、ドロッとまとわりつくようなまったり感。この異様な取り合わせが、聴くものを未体験ゾーンへと導きます。ゆらゆらと定まらない浮遊感、それはまさにトリップそのもの!

そして、哀しみの極地〈溢れ出る涙〉。私はこの曲を冷静に聞きとおすことはできません。私の意識の底にある報われなかった思い、悲しかった出来事、かなわなかった夢、泣きたくなるような悔しさや怒り。忘れ去られたそうした思いがラサーンの奏でるサックスに誘い出されて、突如として顔を出します。それは刺激的な体験です。そして、涙が溢れ出すのです。

 

Roland Kirk "The Inflated Tear"
(Atlantic SC 1502)

Roland Kirk (tenor sax, stritch, manzello, clarinet, flute, whistle, English horn, flexafone)
Ron Burton (piano)
Steve Novosel (bass)
Jimmy Hopps (drums)
Dick Griffin (trombone) #08

Produced by Joel Dorn
Recorded by Paul Goodman
Recorded at Webster Hall, NYC; Nov 27, 30, 1967

[Tracks] Roland Kirk - The Inflated Tear
01. The Black And Crazy Blues (music: Roland Kirk)
02. A Laugh For Rory (music: Roland Kirk)
03. Many Blessings (music: Roland Kirk)
04. Fingers In The Wind (music: Roland Kirk)
05. The Inflated Tear (music: Roland Kirk)
06. The Creole Love Call (music: Duke Ellington)
07. A Handful Of Fives (music: Roland Kirk)
08. Fly By Night (music: Roland Kirk)
09. Lovellevelliloqui (music: Roland Kirk)

[Links: Roland Kirk]
Periodicals 林建紀 (@ Read NKYM!)
The Rahsaan Roland Kirk Website
Roland Kirk Discography (by Michael Fitzgerald)
Roland Kirk Discography Project (@ Jazz Discography Project)

最後にポチッとよろしく。 人気ブログランキング
posted by ユキヒロ at 10:01| Comment(0) | TrackBack(0) | Atlantic (Atco, Vortex) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月10日

レニー・トリスターノ『鬼才トリスターノ』

lennietristano.jpg Lennie Tristano - Lennie Tristano / The New Tristano

エディ・コスタの低音のロング・ソロを聞いていたら、急に思い出して、このアルバムを取り出しました。悪魔的な吸引力ということでは、ある意味、コスタの『ハウス・オブ・ブルー・ライツ』以上に圧倒される珍盤、邦題『鬼才トリスターノ』です。

いわゆるクール・ジャズを理論的に創造し、リー・コニッツやウォーン・マーシュなど、数多くの弟子を育て上げた文字どおりの鬼才、レニー・トリスターノの代表作ですね。1919年3月19日、イリノイ州シカゴ生まれ。1978年11月18日、ニューヨーク州ニューヨークで死去。

世間一般がそうであるように、ジャズの世界にも肉体派と知性派がいます。直感的に感情のおもむくままに行動する人たちと、頭で理解してから行動に移る人たち。「体で覚える」タイプと「形から入る」タイプといってもいいかもしれません。

ゴスペルやブルースに囲まれて育った多くの黒人にとって、ジャズのリズムは体にしみこんだものでした。だから、あえて「学ぶ」必要はない(トレーニングは必要ですよ、もちろん)。むしろ、楽器を操っていかに内なるエモーションを表出させるか。そのことに腐心してきたのではないかと思います。ジャズの歴史が、コード進行を極限まで複雑化させ、ついにはそれを乗り越えてモードに突入し、さらにリズムの制約も取り払ってフリーへと進化(?)したのは、それがエモーションの発露に直結するからじゃないかと思うのです。

ところが、そういう音楽的な背景をもたない人たちもいます(おもに白人ですね)。彼らはどうしたかというと、「理論」から出発するわけです。音楽を頭で理解し、分析して、自分なりに再構築していく。1940年代、黒人のビバップ革命を目の当たりにした白人の多くは、「この路線ではかなわない」と感じたのではないでしょうか(あくまで想像ですが)。そこで、それをいったん分解して理論化し、独自の解釈を加えて再構築していく。レニー・トリスターノが実践したのは、そういうことだったのではないかと思います。

それにしても、えらく濃密な音楽です。といっても、空気が淀んでいるわけではありません。むしろ、空気はチリひとつないくらい澄み渡っています、ただし、凍えるような寒さです。その寒さの中で、感覚を極限まで研ぎすまし、物音ひとつ立てただけですべてが台無しになってしまうような張りつめた緊張状態で演奏したら、こんな音楽になるのかもしれません。

「冷たい炎」と称されるトリスターノのピアノには、聞く者にもかなりの緊張感を強いる厳しさがあります。ドキドキしてしまうのです。この異様さが楽しめる人には、またとないアルバムになりますが、そうでない人には、ちょっとツライかも。私はたまに取り出しては圧倒されて、しばらく聞きたくなくなります。でも、いつかまたゾクゾクしたくて、取り出しちゃうんです。麻薬のようなアルバムです(笑)。

 

"Lennie Tristano"
(Atlantic 1224)

Lennie Tristano (piano)
Lee Konitz (alto sax) #5, 6, 7, 8, 9
Peter Ind (bass) #1, 4
Gene Ramey (bass) #5, 6, 7, 8, 9
Jeff Morton (drums) #1, 4
Art Taylor (drums) #5, 6, 7, 8, 9

Recorded at Tristano's home studio, NYC; 1954-1955 (#1-4)
Recorded at The Sing-Song Room, "Confucius Restaurant", NYC; June 11, 1955 (#5-9)

[Tracks] Lennie Tristano - Lennie Tristano / The New Tristano
01. Line Up (music: Lennie Tristano)
02. Requiem (music: Lennie Tristano)
03. Turkish Mambo (music: Lennie Tristano)
04. East Thirty Second (music: Lennie Tristano)
05. These Foolish Things (music: Jack Strachey, Harry Link / words: Holt Marvell)
06. You Go To My Head (music: J. Fred Coots / words: Heven Gillespie)
07. If I Had You (music+words: Ted Shapiro, James Campbell, Reg Connelly)
08. Ghost Of A Chance (music: Victor Young / words: Bing Crosby, Ned Washington)
09. All The Things You Are (music: Jerome Kern / Oscar Hammerstein II)

[Links: Lennie Tristano]
Lennie Tristano Experience
Lennie Tristano Discography Project (@ Jazz Discography Project)

最後にポチッとよろしく。 人気ブログランキング
posted by ユキヒロ at 04:05| Comment(0) | TrackBack(0) | Atlantic (Atco, Vortex) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月31日

レイ・ブライアント『アローン・アット・モントルー』

aloneatmontreux.jpg

スイスのモントルー・ジャズ・フェスティヴァルといえば、『モントルー・ジャズ・フェスティヴァルのビル・エヴァンス』(通称、お城のエヴァンス)やレス・マッキャンの『スイス・ムーヴメント』などが有名ですが、このレイ・ブライアントの作品も忘れるわけにはいきません。『アローン・アット・モントルー』というタイトルからもわかるように、ブライアントはたった一人でスイスの聴衆に向かい合います。

レイ・ブライアントの本名は、Raphael Bryant。1931年12月24日のクリスマス・イヴに、ペンシルヴァニア州フィラデルフィアで生まれました。

このステージ、オスカー・ピーターソンが出演する予定だったのが、直前になってキャンセルにあい、急きょ代役としてレイ・ブライアントが呼び寄せられたということなのですが、ピンチヒッターというにはあまりのハマリぶり。ソウルフルでノリノリのステージをくり広げてくれます。

どれも楽しい演奏ですが、ブルージーなブライアントのピアノを堪能するなら自作曲がおすすめです。3曲目〈クバノ・チャント〉や8曲目〈リトル・スージー〉は何度も演奏されている曲ですが、曲の髄だけ取り出したようなソロならではの楽しみがあります。

 

Ray Bryant "Alone At Montreux"
(Atlantic SD 1279)

Ray Bryant (piano)

Produced by Joel Dorn
Recorded by Stephen Sulke
Recorded live at the Montreux Jazz Festival, Montreux, Switzerland; June 23, 1972

[Tracks] 
01. Gotta Travel On (music: Paul Clayton, Larry Ehrlich, David Lazar, Tom Six)
02. Blues #3 〜 Willow Weep For Me (music: Ray Bryant) 〜 (music: Ann Ronell)
03. Cubano Chant (music: Ray Bryant)
04. Rockin' Chair (music: Hoagy Carmichael)
05. After Hours (music: Avery Parish / words: Robert Bruce, Buddy Fayne)
06. Slow Freight (music: Ray Bryant)
07. Greensleeves (trad; arr. Ray Bryant)
08. Little Susie (music: Ray Bryant)
09. Until It's Time For You To Go (music: Buffy Sainte-Marie)
10. Blues #2 (music: Ray Bryant)
11. Liebestraum Boogie (trad; arr. Ray Bryant)

[Links: Ray Bryant]
Ray Bryant Discography Project (@ Jazz Discography Project)

最後にポチッとよろしく。 人気ブログランキング
posted by ユキヒロ at 12:54| Comment(6) | TrackBack(0) | Atlantic (Atco, Vortex) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。