2007年06月15日

『ジ・アート・ペッパー・カルテット』

theartpepperquartet.jpg

アート・ペッパー没後四半世紀企画の続きです。晩年の作品だけじゃなく、ペッパーがまだ水も滴るいい男だったころの作品も、1枚紹介しておきましょう。西海岸のマイナー・レーベル、タンパ(アルバム・リストはこちら)に残された『ジ・アート・ペッパー・カルテット』です。

このアルバムが録音された1956年は、ペッパー絶頂期のはじまりとして知られています。ドラッグによる2年間の刑期を終えてペッパーがシャバに戻ったのが、56年の夏。早くも8月に『ザ・リターン・オブ・アート・ペッパー』を吹き込んでみずから復帰を祝ったかと思うと、そこから怒濤のレコーディングを開始します。それまでの不遇が嘘のような快進撃。50年代後半のペッパーは快作を連発しますが、なかでもきわめつきの人気盤が、この『カルテット』です。

ここには、今やペッパーの代名詞となった〈ベサメ・ムーチョ〉が入っています。みんな大好き、哀愁のラテン(笑)。まとわりつくようなリズムのうえを、どこまでも軽やかに舞うペッパーです。1曲目〈アーツ・オーパス〉もすばらしい! ペッパーのくり出すアルトはまさに小鳥の歌声。軽妙洒脱とはこのことです。ふだんはクセのあるラス・フリーマンも、ここでは微笑みかけてきます。とっても幸せな気分です。『タンパのペッパー』、サイコーです!!



"The Art Peppet Quartet"
(Tampa TP 20)

Art Pepper (alto sax)
Russ Freeman (piano)
Ben Tucker (bass)
Gary Frommer (drums)

Produced by Robert Scherman
Recorded by Val Valentin
Recorded in Hollywood, CA; November 25, 1956

[Tracks]
01. Art's Opus Art Pepper (music)
02. I Surrender, Dear Harry Barris (music) / Gordon Clifford (lyrics)
03. Diane Art Pepper (music)
04. Pepper Pot Art Pepper (music)
05. Besame Mucho Conseulo Velasquez (music and lyrics)
06. Blues At Twilight Art Pepper (music)
07. Val's Pal Art Pepper (music)

[Links: Art Pepper]
Art Pepper Discography Project (@ Jazz Discography Project)
The Art Of Pepper

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posted by ユキヒロ at 12:28| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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